中山間地域を支える！美深町の直接支払制度と集落協定

美深町では、中山間地域の農業継続と多面的機能（食料供給、国土保全、水資源涵養など）の維持のため、中山間地域直接支払制度を活用しています。この制度は、急傾斜地やそれに隣接する緩傾斜地の農地を維持・管理する集落協定を結んだ農業者に交付金を支給するものです。

平成13年度から実施されているこの制度は、現在、吉野地区と恩根内地区の2集落で協定が締結されています。令和6年度には、44人の参加者、110.4ヘクタールの対象農地に対し、5,545,745円の交付金が支給されました。

交付金は、肥料散布、農道の草刈り、花壇整備、水路や農道の草刈り、共同利用機械購入、融雪剤共同散布、廃プラ処理、協定農用地管理者への交付金、役員報酬など、多様な活動に活用されています。

制度の対象となる農地は、傾斜度によって異なります。田んぼは急傾斜地で1/20以上、緩傾斜地で1/100～1/20、畑や牧草地、採草放牧地は急傾斜地で15度以上、緩傾斜地で8～15度です。

制度に関するお問い合わせは、美深町農務課農業グループ農政係（電話：01656-2-1641、メール：b-nousei@town.bifuka.hokkaido.jp）まで。