【前橋市】山火事の危険度を知らせる「林野火災注意報・警報」が新設！市民に求められる火の取り扱いとは？

令和8年1月1日から、前橋市は「林野火災注意報」と「林野火災警報」を発令します。これは、昨年の大船渡市での林野火災を受け、消防防災対策のあり方に関する検討会の報告を踏まえたものです。

「林野火災注意報」は、林野火災の予防上注意を要する気象状況になった場合に発令され、対象区域では火の使用制限の努力義務が生じます。

一方、「林野火災警報」は、林野火災の予防上危険な気象状況になった場合に発令され、対象区域では火の使用制限が義務となります。

火の使用制限（前橋市火災予防条例第38条）では、山林・原野での火入れ、煙火の消費、屋外での火遊び・たき火、引火性・爆発性物品付近での喫煙、指定区域での喫煙などが制限されます。

特に、1月から5月にかけては火災と紛らわしい煙や火炎を発する行為の届出が必要です。たき火を行う場合でも、警報発令中は中止、注意報発令中は努力義務として中止が推奨されます。強風時も、発令の有無にかかわらず、たき火の中止が呼びかけられています。

発令時は消防車両が巡回して広報されます。