羽田空港新ルート、騒音軽減は進む？千葉県が国に求める「更なる対策」とは

羽田空港の再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会が開催され、国土交通省から運用状況や騒音軽減策について説明がありました。

千葉県には昨年10月までに83件の騒音苦情が寄せられ、前年同期より10件減少しました。新飛行ルート運用時間中の騒音軽減効果は確認されたものの、地域によっては騒音が増加・減少するなど、測定値は変動しています。

国土交通省は、低騒音機の割合が約37%に増加したことを報告。一方で、海上ルート導入には課題があり、慎重な検討が必要と説明しました。

連絡協議会からは、県上空の更なる騒音軽減、都心上空ルートの積極活用、「富津沖海上ルート」の恒常的な運用、深夜・早朝時間帯の騒音配慮、低騒音機導入促進のためのインセンティブ強化などが求められました。また、航空機事故を踏まえた再発防止策の徹底も要望されています。