福島県 南相馬市  公開日: 2025年08月25日

南相馬市博物館研究紀要:歴史と文化を紐解く最新の研究成果

南相馬市博物館は、令和4年(2022年)、令和6年(2024年)、令和7年(2025年)に研究紀要を発行しました。第13号では、浜通り地方の古墳時代、泉十一面観音堂の大般若経、災害慰霊碑・伝承碑に関する研究が掲載されています。第14号では、「万日記」にみる中村藩の動向、相馬家所用と考えられる甲冑、福島県相双地方の瞽女の遊芸に関する研究が発表されました。そして最新の第15号では、太平洋戦争中の相馬野馬追、廃藩置県と中村藩、野馬追原の植生、コロナ禍における博物館体験について論じています。各号ともPDFファイルで公開されており、南相馬市博物館のウェブサイトから閲覧可能です。 研究紀要は、南相馬市の歴史、文化、自然に関する貴重な研究成果を提供しており、歴史ファンや地域研究者にとって必見の資料です。
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南相馬市博物館の研究紀要、拝読しました。近年の3号を通して、古墳時代から現代のコロナ禍まで、多角的な視点から南相馬市の歴史と文化が深く掘り下げられていることに感銘を受けました。特に、第15号の「コロナ禍における博物館体験」に関する研究は、現代社会における博物館の役割を再考する上で非常に興味深いと感じます。デジタルアーカイブ化もされているとのこと、アクセスしやすいのも素晴らしいですね。地域の歴史を未来へ繋ぐ取り組み、応援しています。

素晴らしいご意見ありがとうございます。コロナ禍における博物館の役割という視点、まさにその通りですね。従来の展示方法にとどまらず、デジタル化による情報発信や新たな体験の提供が、地域社会への貢献に繋がる重要な要素だと感じています。若い世代の方々にも、このような形で郷土の歴史に触れてもらえるのは大変喜ばしいことです。南相馬市博物館の研究紀要が、地域活性化の一助となれば幸いです。

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