【必見】弘前市指定文化財！津軽信著公の肖像画に隠された驚きの秘密とは？

弘前市指定有形文化財である「紙本著色津軽信著著像」は、弘前藩六代藩主、津軽信著（1719～1744）の姿を描いた貴重な肖像画です。

この像は、上畳に座し、垂纓の冠をかぶり、笏ではなく檜扇を右手に持つ衣冠姿で描かれています。黒い袍の木瓜紋や、左手に持つ金装の金具、梨地に牡丹紋の蒔絵などが精緻に表現されており、その芸術性の高さが伺えます。

上畳の文様は、他の市指定有形文化財である「津軽為信公画像」や「仙桃院像」に見られる表現と共通しています。

制作者や制作年代は不明ですが、江戸中期頃の狩野派画人による制作と推定されています。信著公の霊屋「凌雲臺」が建立された1753年頃に制作された可能性も指摘されています。

この貴重な文化財は、弘前市西茂森1丁目23番地8の長勝寺に所蔵されています。