表現の進化と学びの歴史に触れる旅：藝大取手コレクション展、感動のうちに閉幕！

東京藝術大学大学美術館取手館で開催された「藝大取手コレクション展2025」が、2582名の来場者を集め、盛況のうちに閉幕しました。

2週間の会期中には、建築家によるトークイベントや対話型鑑賞プログラムも実施され、来場者は藝大コレクションの特色である「自画像」「卒業・修了制作」「教育資料」の3つのセクションを通じて、時代ごとの多様な表現の変容や学びの歴史に触れました。

特に、1925年から2025年までの「自画像」や、学びの集大成である「卒業・修了制作」では、来場者が熱心に作品を鑑賞する姿が多く見られました。また、「教育資料」セクションでは、高村光太郎の「獅子吼」や岡倉天心が使用したとされる椅子などが展示され、過去から未来へ繋がる教育のあり方を考えさせられました。

参加者は「希少な作品を一度に見ることで考えが活性化された」「他の来場者との対話で思ってもいなかった見え方が発見できた」と、充実した感想を述べていました。

展覧会は終了しましたが、取手収蔵棟の「魅せる収蔵庫」では、作品の保存だけでなく、収蔵品の保管と公開を兼ね備えた特別な鑑賞体験が、ガイドツアー形式で提供されています（要事前予約）。