【阿波の名工】徳島県が誇る5名の卓越技能者を表彰！伝統技術の継承と未来への貢献

徳島県は、技能尊重と技能者の地位向上を目的に、昭和57年度から「徳島県卓越技能者（阿波の名工）」を表彰しています。
令和7年度は、新たに5名が選ばれました。

表彰されたのは以下の5名です。

* **木内 英雄氏（板金工）**：建築板金における銅板一文字葺きに卓越した技能を持ち、独自に考案した道具で高精度な曲面加工を実現。後進育成にも尽力。
* **髙原 正次氏（金属工作機械工）**：機械製造における部品加工、特に充填機の重要部品「プレスパッド」の加工・仕上げで高い技能を発揮。社内指導でも貢献。
* **武川 佳文氏（畳工）**：有職畳製作・敷設において、伝統を守りつつ美しく快適な仕上がりを実現。ミニ畳作り教室の講師も務める。
* **福井 武氏（がん具製造工）**：阿波木偶人形の制作に卓越した技能を持ち、人形遣いの視点を取り入れた作品は高い評価を得ている。人形教室の講師としても活躍。
* **森 裕紀氏（陶磁器製造工）**：大谷焼の電動ロクロ成形に高い技術力を持ち、デザイン性・機能性の高い陶器を創作。陶芸教室で次世代の育成にも注力。

これら卓越した技能者たちは、徳島県の伝統技術を守り、発展させ、次世代へと繋いでいく重要な役割を担っています。