群馬県  公開日: 2025年08月22日

群馬県全域で斑点米カメムシ類大量発生! 稲作への被害拡大に警戒が必要です!

群馬県農業技術センターは8月22日、県内全域でイネカメムシを始めとする斑点米カメムシ類(クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、アカスジカスミカメ)の大量発生による斑点米被害の危険性を示す注意報を発表しました。

7月下旬の調査で、これらのカメムシ類が平年を上回る数で確認され、特にクモヘリカメムシは吾妻地域と東部地域で顕著です。気象庁の予報では、今後高温少雨傾向が続く見込みで、カメムシ類の増加が懸念されます。

斑点米カメムシ類はイネの籾からデンプンを吸い、不稔による減収や玄米の品質低下を引き起こします。対策として、イネの出穂期2週間前までの畦畔や休耕地の除草、そして穂揃期と7~10日後頃の2回の農薬散布が推奨されています。イネカメムシと他の斑点米カメムシ類が混在する水田では、イネカメムシの防除を優先する必要があります。

既に全国的に斑点米カメムシ類の注意報等が多数発表されており、群馬県における被害拡大への警戒が必要です。
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気候変動の影響か、カメムシの大量発生による斑点米被害の危険性が高まっているのですね。特に高温少雨傾向が続くと、被害が拡大する可能性も懸念されます。農薬散布などの対策も重要ですが、生態系への影響も考慮した持続可能な対策の検討も必要なのではないでしょうか。農家の皆さんの負担も大きいですし、消費者の私たちも、安全でおいしいお米を安定的に供給していただけるよう、この問題に関心を持ち続けたいと思います。

そうですね。おっしゃる通り、深刻な問題です。農家の方々も大変な苦労をされていると思います。農薬散布は効果的ですが、環境への影響も考慮した上で、適切な時期、適切な方法で行わなければなりません。持続可能な農業、まさにその通りですね。研究機関や行政も、農家の方々を支援する様々な対策を講じていく必要があるでしょう。消費者の皆様にも、この問題への理解と協力をいただければ幸いです。

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