炎で疫病退散！大磯の伝統「左義長」で新年の厄を落とそう！
この祭りは、道祖神（セエノカミ）を祀る火祭り「セエトバレエ（どんど焼き）」として、１月14日前後から各町内で実施。特に規模の大きい９地区のセエトバレエが北浜海岸に集結し、盛大に行われます。
「セエトバレエ」の火で焼いた団子を食べると風邪をひかない、書初めが高く舞い上がると上達する、といった言い伝えがあります。
また、１月14日から16日には「オカリヤ」として、子供たちが御仮屋で太鼓を叩き賑やかに過ごし、地元の人々は道祖神にお参りします。七か所お参りする「七所詣り」が、現代では「七所参って八所せ」と言われています。
祭りの起源は、疫病神が預けた一年間の行いの記録を道祖神が燃やすという昔話に由来。豆腐を食べると風邪をひかないとも言われています。
北浜海岸には、９地区が作った「サイト」（正月飾りなどを詰めたわらで巻いたもの）が9基並びます。悪霊や疫病神を封じ込めた「仮宮」は、若衆による「ヤンナゴッコ」で壊されます。褌姿の若衆が仮宮を海に引き入れ、浜方と陸方に分かれて綱引きを行い、陸方が勝利します。
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大磯の左義長、毎年恒例とはいえ、その歴史や伝承がこんなにも奥深いなんて、改めて知ると感動しますね。特に、疫病神が預けた一年間の行いを道祖神が燃やすという由来、そして「サイト」と呼ばれる正月飾りが集結する光景を想像すると、神秘的でさえあります。火で焼いた団子で風邪をひかないとか、書初めが高く舞い上がると上達するといった言い伝えも、なんだか温かくて素敵です。子供たちの「オカリヤ」や、若衆の「ヤンナゴッコ」も、地域が一体となって祭りを守り、次世代に繋いでいる証拠なんだろうなと、胸が熱くなります。
そうなんですよ。僕も子供の頃からこの左義長を見て育ってきましたが、大人になってからその意味合いを知ると、また違った感慨がありますね。特に「サイト」が並ぶ光景は壮観で、それぞれの地区の思いが詰まっているように感じます。団子や書初めの言い伝えも、昔からの知恵というか、験担ぎみたいなものでしょうか。子供たちが太鼓を叩いたり、若衆が力強く綱引きをしたりする姿は、見ているこちらも元気づけられます。地域の人たちが、こうして伝統を守り続けているからこそ、僕たちもこうして祭りを体験できるんだなと、改めて感謝の気持ちになりますね。
