行政の決定に納得できない？ 費用ゼロで公平・中立な「審査請求」とは

行政庁の処分や、申請しても行政が何も対応しない「不作為」に不服がある場合、行政不服審査法に基づき「審査請求」ができます。
これは裁判とは異なり、行政庁自身が違法性や不当性を判断します。審理員による審理や、行政不服審査会への諮問などを経て、公平・中立な審査が行われます。審査請求には費用はかかりません。

審査請求ができるのは、処分に不服がある場合や、申請から相当期間経っても不作為が解消されない場合です。ただし、法律で除外されている処分・不作為は対象外です。

期間については、処分を知った日の翌日から3ヶ月以内、または処分のあった日の翌日から1年以内（正当な理由がある場合を除く）です。不作為の場合は、不作為が解消されるまでいつでも可能です。

審査請求書の提出先は、処分担当課です。郵送でも提出できますが、メールやファックスは不可です。

審査請求の手続きの流れや、裁決・答申の公表については、総務省のウェブサイトで確認できます。