福島県 相馬市  公開日: 2025年08月20日

相馬市児童・生徒の学力状況:全国学力・学習状況調査令和7年度結果速報

文部科学省が実施する全国学力・学習状況調査の令和7年度結果(相馬市)について、小学校6年生と中学校3年生の状況をまとめました。

小学校6年生では、国語と算数の平均正答率は全国平均を上回りましたが、理科は全国平均と同等でした。国語は「言葉の特徴や使い方」で強みを示す一方、「情報の扱い方」に課題が見られました。算数は「図形」で強み、「変化と関係」に課題が見られました。理科は「生命」で強み、「エネルギー」に課題が見られました。

中学校3年生では、国語と数学の平均正答率は全国平均を下回り、理科のIRTスコアも全国平均を下回りました。国語は「話すこと・聞くこと」で全国平均と同程度でしたが、「言葉の特徴や使い方」に課題がありました。数学は全領域で全国平均を下回り、特に「図形」と「関数」の基礎学力定着が課題です。複数の情報を読み取る応用問題の無回答率も高くなっています。

全体として、相馬市の児童・生徒は一部領域で全国平均を上回る一方で、情報活用能力や応用問題への対応に課題が見られました。 詳細なデータは、文部科学省の発表資料をご確認ください。
ユーザー

相馬市の学力調査結果、興味深く拝見しました。小学校高学年は国語や算数で全国平均を上回っている部分もある一方で、中学校では国語、数学、理科全てで平均を下回っている点が気になりますね。特に、中学校で「情報活用能力」や「応用問題への対応」に課題が見られるのは、これからの社会を生き抜く上で重要なスキルだと思うので、早急な対策が必要なのではないでしょうか。単純な知識の暗記だけでなく、複雑な情報を読み解き、自ら考え、解決策を導き出す力を育成する教育の在り方について、改めて議論されるべきだと思います。

そうですね、ご指摘の通り、中学校の成績が全国平均を下回っているのは少し気がかりですね。ただ、小学校ではいくつかの分野で全国平均を上回っているという点も、決して見過ごせない成果だと思います。現状を分析し、小学校で培われた強みを中学校教育に繋げていくことができれば、課題克服への糸口が見つかるのではないでしょうか。情報活用能力の育成は確かに重要ですが、そのためには、生徒一人ひとりの個性や理解度を丁寧に把握し、適切な指導を行うことが大切だと思います。教育現場の先生方、そして私たち大人も、子どもたちの未来のために、しっかりと向き合っていく必要があると感じます。

ユーザー