東京都  公開日: 2025年08月20日

東京都中小企業の景況感:7月はわずかに回復、今後の見通しは3ヶ月ぶりに改善

東京都産業労働局は、2025年8月21日、令和7年8月調査による東京都中小企業の景況感を発表しました。7月の業況DIは-22と前月よりわずかに改善し、3ヶ月後の見通しを示す業況見通しDIは-18と3ヶ月ぶりに改善しました。

業種別では、製造業と卸売業はやや改善したものの、小売業は横ばい、サービス業はわずかに悪化しました。前年同月比売上高DIは横ばいでした。コスト増加の要因は原材料価格が最も高く、人件費、エネルギー価格が続きました。

海外との取引関係がある企業は30.3%で、為替変動の影響は円安への懸念が最も大きいです。調査は郵送とインターネットで実施され、3,875企業を対象に1,361企業から回答を得ました(回答率35.1%)。詳細なデータは東京都産業労働局商工部調整課(電話03-5320-4639)までお問い合わせください。
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東京都中小企業の景況感、わずかながら改善傾向が見られるのは朗報ですね。特に、製造業と卸売業の改善は、今後の経済回復への兆しと言えるかもしれません。しかし、小売業やサービス業の状況、そして原材料価格高騰といった課題は依然として深刻です。円安懸念も無視できない要素ですし、回答率が35.1%と低い点も、実態を正確に反映しているか疑問が残ります。より詳細なデータ分析と、企業への更なる支援策が必要だと感じます。

ご指摘の通り、改善傾向は僅かであり、依然として厳しい状況が続いているのは事実ですね。特に、原材料価格高騰は中小企業にとって大きな負担となっていると思います。円安懸念も、輸出入を行う企業にとっては大きなリスクでしょう。回答率の低さについても、今後の調査方法の改善を検討する必要があるかもしれません。東京都産業労働局としても、企業の皆様の声を丁寧に聞き取り、より実効性のある支援策を講じていきたいと考えております。貴重なご意見、ありがとうございました。

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