水害後の衛生対策：感染症予防と安全な復旧のためのガイド

水害後の家屋では、感染症リスクが高まります。清掃、乾燥、消毒の3段階で衛生対策を行いましょう。

まず、清掃では、汚泥の除去、家具や壁の水洗い、または水拭きを行います。作業時はマスク、ゴーグル、長袖、長ズボン、手袋を着用し、手洗い、特に傷口の洗浄を徹底しましょう。傷が膿むなど、蜂窩織炎の疑いがある場合は医療機関を受診してください。 レプトスピラ症、破傷風、ダニ、蚊などによる感染症にも注意が必要です。熱中症予防のため、こまめな水分・塩分補給と休息も大切です。

次に、清掃後には十分に乾燥させます。

最後に消毒を行います。家具や床には塩化ベンザルコニウム（逆性石けん）、食器類には次亜塩素酸ナトリウム（漂白剤）を使用します。ゴム製品や金属への使用は避けましょう。床下や庭の消毒は原則不要です。希釈倍率に注意し、使用方法については製品の説明書や市町村へ確認しましょう。 詳細な消毒方法や、破傷風、レプトスピラ症、ダニ、蚊媒介感染症に関する情報は、本文中に記載されたリンク先を参照ください。