【発掘調査速報】新木南部遺跡群、太古から近現代の驚くべき発見！

我孫子市教育委員会は、新木駅南側55ヘクタールに広がる新木南部遺跡群の発掘調査を再整理しています。昭和61年度の確認調査から始まり、平成2年度から平成7年度にかけて、新木南遺跡、イチゴ尻遺跡、西大作遺跡、北大作遺跡、羽黒前遺跡、羽黒前古墳の6遺跡で詳細な調査が行われました。

令和4年度から始まった再整理事業では、新木南遺跡、イチゴ尻遺跡、北大作遺跡の発掘調査報告書が刊行されています。特に北大作遺跡からは旧石器時代のブロックが12基発見され、市内でも有数の数であることが分かりました。

現在、西大作遺跡1次の調査報告書刊行作業が進められており、旧石器時代の石器や縄文時代早期・前期の竪穴建物などが確認されています。今後は、西大作遺跡2次や羽黒前遺跡群の報告書も順次刊行される予定です。