【目黒区】中小企業の景況、明暗分かれる！製造業・サービス業は改善、小売業は低調続く

目黒区では、中小企業の景況を把握するため、定期的に調査を行っています。

令和7年度第2四半期（7月～9月）の調査結果によると、区内6業種合計の業況判断DIは-4.3となり、前期に引き続き厳しい状況が続きました。

業種別では、製造業、卸売業、小売業は前期同様の厳しさが継続。一方、建設業と不動産業は前期並みの良好感が続きました。サービス業は前期から変化なく推移しました。

特に注目すべきは、業種ごとの景況感の差です。製造業は0.7で前期比10.3ポイント増、卸売業は-16.1で前期比16.7ポイント増と、厳しさが大きく和らぎました。サービス業も-4.0で前期比11.2ポイント増と改善が見られました。
しかし、小売業は-18.2で前期比4.2ポイント減と、低調感がやや強まる結果となりました。建設業は19.9で前期比6.6ポイント増と、好調感がさらに強まっています。

来期の見通しとしては、建設業でわずかに好調感が後退するものの、その他の業種は今期と同様の推移が予測されています。