【災害時】ペットと「避難所」で同室はNG？知っておくべき「同行避難」の本当の意味とは

過去の災害では、ペットを連れて行けないために飼い主が避難できず、命を落とすケースがありました。
「ペット同行避難」は、飼い主がペットを連れて安心して避難できる体制を築き、安全を確保することが目的です。

しかし、災害時は人命救助が最優先となり、避難所運営におけるペットへの対応は後回しになりがちです。
このガイドラインは、震度5強以上の地震で開設される「震災時避難所」でのペット同行避難について定めています。

目的は、ペットの安全と健康を守りつつ、動物が苦手な人やアレルギーを持つ人も含め、皆が避難所で円滑に過ごせるようにすることです。
そのためには、飼い主が日頃から防災意識を持ち、避難所運営への協力が不可欠です。

「ペット同行避難」は、ペットと一緒に安全な場所へ避難する行動を指し、避難所内での同室飼育を意味しません。
アレルギーや感染症予防のため、避難所内でのペットとの同居は原則禁止されています。

対象となるペットは、家庭で飼育する犬や猫、鳥類などです。
特定動物や、設備が必要な爬虫類などは受け入れられません。