浜名湖の美を未来へ！自然公園で守られ、育まれる絶景と体験

浜名湖県立自然公園は、静岡県が優れた自然風景地を保護・活用するために指定した地域です。太平洋側最大の汽水湖である浜名湖の美しい景観と、周辺の樹林、田園、湖西連峰の自然が守られています。

公園内は、景観保護の重要度に応じて「特別地域」と「普通地域」に区分されています。特に、風致維持が最も重要視される「第1種特別地域」から、農林漁業活動との調整が図られる「第2種特別地域」、比較的影響の少ない「第3種特別地域」まであります。また、特定の地域では車馬や動力船の使用などが規制されます。

湖西市には、アカウミガメの産卵地やコアジサシの営巣地でもある「湖西・新居海岸」を含む第2種特別地域（車馬等乗り入れ規制地域）や、第3種特別地域、普通地域があります。

これらの地域では、工作物の新・改・増築、土地の形状変更、木材の伐採など、行為の種類や規模に応じて許可申請または届出が必要です。無許可での行為は罰則の対象となる場合があります。

近年では、地域の主体的な取り組みを促す「自然体験活動促進計画」や、旅館街などの景観整備・機能強化を目指す「利用拠点整備改善計画」が導入され、自然保護と利用促進の両立が図られています。