障がい者たちの「力合わせ」で工賃アップ！郡山市の共同受注ネットワークに迫る

郡山市では、市内の障がい福祉事業所・作業所が連携し、共同で大型事業を受注することで、障がい者の工賃向上を目指す「郡山市共同受注ネットワーク」が活動しています。

このネットワークは、もともと少額だった工賃の課題を解決するため、市からの提案をきっかけに始まりました。初めは5事業所でのスタートでしたが、より多くの障がい者が参加できるよう体制を整え、令和3年に正式に立ち上げられました。

主な活動は、敬老記念品の封入・封緘作業などです。各事業所から集まった障がい者が、体育館で役割分担をして丁寧に作業を行います。近年では市内24事業所が参加し、事業所間のつながりも深まっています。

活動のやりがいとして、多くの記念品の検品を終え、完成品を送り出した時の達成感や、参加者が互いに刺激し合い、いきいきと楽しく作業する姿が挙げられています。

今後は、障がい者が作る身近な製品の認知度向上を目指し、PR活動を強化するとともに、作業技術や支援方法の向上、企業との連携も進め、一人でも多くの障がい者の自立を支援していく方針です。