【緊急】農村部で頻発！土地改良施設盗難から守るための具体策

県内では、金属製給水バルブをはじめとする土地改良施設の盗難が相次いでいます。特に、復旧に高額な費用や長期間を要する機械室の電気設備などが狙われています。

被害を防ぐため、施設の巡回や防犯対策の実施が求められています。防犯対策は、複数の方法を組み合わせることでより効果的になります。

盗難が発生した際は、速やかに警察へ被害届を提出してください。また、盗難発生時期に不審な車両や人物を目撃した場合は、被害者以外からの情報も含め、警察に通報をお願いします。

基本的な対策としては、施設に設置場所や所有者名を刻印し、盗品であることを警察が立証できるようにしておくこと。非かんがい期にも農地を見守り、盗難を企てる者をけん制し、早期発見・情報提供に繋げることが重要です。

給水用バルブについては、プラスチック製バルブの導入や、非かんがい期には取り外して自宅等で保管することが有効です。

高価な施設については、防犯カメラやライトの設置、「防犯カメラ作動中」といった看板の掲示、車両侵入防止のための車止め設置、窓への防犯フィルム貼付、銘板等を外せなくする加工などが推奨されます。万が一の被害に備え、保険への加入も検討しましょう。