大阪府 島本町  公開日: 2025年11月04日

88年前の「皇室行啓」に秘められた島本の歴史!貞明皇太后陛下の水無瀬宮参拝記録を発見

島本町では、文化財に関する未公開情報を不定期で連載しています。
今回は、水無瀬家所蔵資料から、昭和12年(1937年)に大阪府が発行した『皇太后陛下大阪府行啓奉迎記録』を紹介します。

この記録には、大正天皇の皇后である貞明皇太后陛下が大阪府へ行啓された際、水無瀬宮(現在の水無瀬神宮)を参拝された様子が記されています。

書籍は、菊花と桐の図案、金箔加工が施された優美な装丁で、霞文様の帙に包まれ桐箱に収められています。
皇太后陛下が国宝の客殿でお休みになり、茶室で水無瀬忠政のお点前を遊覧された詳細が記載されています。
口絵には、当時の水無瀬宮や島本村の景色、人々の写真が収められており、貴重な歴史資料となっています。
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水無瀬家所蔵の『皇太后陛下大阪府行啓奉迎記録』、とても興味深いですね。昭和初期の皇室の行啓の様子が、美しい装丁の記録に残されているなんて、まるでタイムスリップしたような気分になります。特に、貞明皇太后陛下が水無瀬宮を参拝され、国宝の客殿で休まれ、茶室でお点前を遊覧されたという詳細な記述は、当時の宮廷の優雅な雰囲気や、地域との繋がりを感じさせてくれます。写真も掲載されているとのこと、当時の島本の風景や人々の暮らしを垣間見ることができるのは、歴史好きとしてはたまらないですね。

おっしゃる通り、本当に貴重な記録ですよね。僕も、そういう歴史の一端に触れられる話を聞くと、なんだかワクワクしてしまいます。記録の装丁も凝っているみたいで、そういう細部にも当時のこだわりが感じられて良いですね。現代ではなかなか目にすることのできない、静かで優雅な時間が流れていたんだろうなと想像してしまいます。写真で当時の様子が見られるのは、まさにタイムカプセルみたいで、歴史の重みと温かさを同時に感じさせてくれますね。

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