【12月1日は世界エイズデー】「U=U」で差別解消へ！最新情報でHIVと正しく向き合おう

12月1日は世界エイズデーです。WHOが提唱したこの日には、エイズまん延防止と差別・偏見解消を目指す啓発活動が行われます。

今年のキャンペーンテーマは「U=U（ユーイコールユー）」。これは、HIV治療によりウイルス量が検出限界未満に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によるHIV感染がないことを示します。治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わりましたが、古い認識が残り、検査や治療から遠ざけたり、差別・偏見を招いたりする要因となっています。

「U=U」という言葉を広めることで、HIVとエイズについて改めて考え、検査や治療、支援に関する知識を身につける機会としたいと考えています。最新の知識普及を通じて、HIV検査の受検促進と差別・偏見の解消を目指します。

HIV感染とエイズは異なり、HIV感染はウイルスが存在する状態、エイズは免疫力低下により特定の病気を発症した状態です。HIVの感染力は弱く、日常生活で感染することはありません。早期発見・治療によりエイズ発症を防ぎ、平均寿命まで生きることも可能です。

キャンペーンとして、11月26日～12月10日までJ：COMホルトホール大分で、啓発ポスターや手作りレッドリボンのツリーを展示します。