マンション管理の質が「見える化」！多摩市が独自基準で認定制度開始

多摩市は、2023年4月より「マンション管理計画認定制度」を開始します。これは、一定基準を満たすマンションの管理計画を市が認定する制度です。

認定を受けることで、区分所有者の管理意識向上、市場でのマンション評価向上、地域価値の維持向上といったメリットが期待できます。さらに、住宅金融支援機構の「フラット35」や「マンション共用部分リフォーム融資」の金利引下げも適用されます。

認定対象は市内の既存マンションで、申請者はマンション管理組合の管理者（理事長）です。申請には総会での決議が必要です。

認定基準は、管理組合の運営、管理規約、経理、長期修繕計画の作成・見直しなど、国土交通省のガイドラインに準拠した17項目です。

手続きは、まずマンション管理センター等で事前確認を受け、適合証を得た後、インターネットで市に申請します。申請手数料は無料です。認定の有効期間は5年間で、計画変更時には変更認定申請が必要です。