【要注意】RSウイルス感染症！乳幼児や高齢者は重症化リスク高！最新情報と対策を解説

RSウイルス感染症は、世界中に分布するRSウイルスの感染による呼吸器の病気です。
乳幼児は特に感染しやすく、半数以上が生後1年までに、ほぼ全員が2年までに感染すると言われています。
多くの場合は軽症で自然に治りますが、1歳未満の乳児では急性細気管支炎や肺炎などの重症化リスクがあります。
成人では風邪のような症状が多いですが、基礎疾患のある高齢者は注意が必要です。

主な感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染と、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れる接触感染です。
予防には、咳エチケット、こまめな手洗いやアルコール消毒が有効です。
治療法は特効薬がなく、症状に応じた対症療法となります。
呼吸が苦しそうな場合や、水分が取れない場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

60歳以上や妊婦向けのワクチンも登場しています。
重症化リスクの高い小児（早産児、心肺疾患、神経・筋疾患、免疫不全など）や、生後6ヶ月以内の乳児、基礎疾患のある高齢者は特に注意が必要です。