水害後のカビ・食中毒予防！自宅でできる簡単衛生対策と消毒のコツ

台風などで家が浸水すると、細菌やカビが繁殖しやすくなり、食中毒や感染症のリスクが高まります。
浸水被害後の最も重要な対策は「清掃」と「乾燥」です。水が引いたら、不要なものや泥を片付け、浸水場所を水で洗い流すか水拭きし、十分に乾燥させましょう。その後、必要に応じて消毒薬を使用します。

床上の浸水では、濡れた畳や家財を片付け、家具や床・壁は水洗い・水拭きして乾燥させます。食器類や調理器具は水洗い後、消毒液や熱湯で消毒しましょう。冷蔵庫や食器棚も拭き取り後、消毒液で消毒します。

家の周辺や床下の浸水では、水や泥をかき出し、床下は新聞紙などで吸水し、換気して乾燥させます。屋外（床下・庭など）の消毒は原則不要ですが、必要に応じて消毒薬を使用する場合は、肌や目への刺激に注意し、取り扱いに注意しましょう。

消毒薬は最小限の使用にとどめ、取り扱い説明書に従って使用します。ゴム手袋を使用し、皮膚や目にかからないように注意してください。万が一付着した場合は、速やかに洗い流し、目に入った場合は医師の診察を受けてください。消毒薬はペットボトルへの移し替えや、他の洗剤との混合は絶対にしないでください。