滋賀県  公開日: 2025年09月19日

琵琶湖底層の酸素不足:現状と今後の対策

9月8日の調査で、琵琶湖北湖第一湖盆(水深約90m)の1地点で、底層溶存酸素量が底生生物への影響が見られる目安である2mg/Lを下回る貧酸素状態が確認されました。これは今年度初めてです。 ただし、9月10日の調査では、水深90m地点でヨコエビやカジカの生存が確認され、貧酸素による顕著な影響は現時点では見られないとのことです。

貧酸素状態になった原因として、表層水温が高く水温躍層が強固だったこと、台風等の影響が少なかったこと、大型植物プランクトンの沈降と分解による酸素消費などが考えられます。 昨年度より約20日遅い発生となりました。

滋賀県は、琵琶湖環境科学研究センターと連携し、調査頻度を増やすなど、貧酸素水域の広がりや底生生物への影響を継続的に監視し、今後の対応を検討しています。 底層DO等の調査結果は、県HP「琵琶湖の水質(速報)について」で公開されます。
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琵琶湖の貧酸素状態、少し心配ですね。水温躍層の強さと台風が少ないことが原因とのことですが、地球温暖化の影響も無視できないように感じます。底生生物への影響が軽微なようでひとまず安心しましたが、継続的なモニタリングと、長期的な視点に立った対策が必要だと考えます。県HPでの情報公開は、透明性があって良いですね。専門家の方々の今後の調査結果を注視していきたいです。

そうですね。おっしゃる通り、地球温暖化の影響は無視できません。琵琶湖の生態系は非常にデリケートですから、小さな変化も見逃せないですよね。幸い、現時点では大きな影響は出ていないようですが、滋賀県も対策を検討しているとのことですので、私たちもできる範囲で環境保全に意識を向けていきましょう。県HPの情報も参考に、琵琶湖の現状を理解し、未来のために何ができるのか考えていくことが大切だと思います。

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