緊急調査！全国の下水道管路の現状と今後の対策

国土交通省は、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、平成6年度以前に設置された内径2000㎜以上の老朽下水道管の緊急調査を実施しました。

調査対象は、八潮市事故と類似の構造・地盤条件の箇所、腐食しやすい箇所、陥没履歴のある箇所、沈砂池堆積土砂増加箇所などです。狛江市では腐食しやすい箇所のみが対象でした。

調査方法は潜行目視調査と路面空洞調査で、緊急度Ⅰ（劣化進行状況が悪い）では管路への侵入水が1箇所、緊急度Ⅱでは腐食箇所が25m確認されました。幸い、路面下の空洞は確認されませんでした。

今後の対応として、緊急度Ⅰは1年以内、緊急度Ⅱは5年以内に補修を実施。優先実施箇所以外の調査も令和8年2月末までに完了予定です。