日本一周の旅から辿り着いた、赤磐での温かい自給自足ライフ

15年間鉄道会社に勤めていた西村知也さんは、家族で日本一周の旅に出た後、岡山県赤磐市に移住しました。当初は移住先を特に決めていませんでしたが、旅先で出会った人々との縁や、空き家バンクで見つけた明治元年の古民家、そして温かく迎えてくれた地域住民との交流を経て、赤磐市に腰を据えることを決意しました。

現在、西村さんは家族と共に、古民家の改修や田んぼでの米作り、黒豆畑の耕作など、自給自足を目指した生活を送っています。79歳のお隣さんをはじめ、地域住民との良好な関係を築き、困った時にはすぐに相談できる環境に満足しています。

子どもたちは近隣の小規模な学校に通い、地域の人々と交流しながら成長しています。西村さんご夫婦は、地域に溶け込み、助け合いながら暮らす生活を「ひと昔前の日本のような暮らし」と表現し、その温かさに幸せを感じています。

将来は、古民家を改修してゲストハウスやうさぎカフェを開設するなど、地域を巻き込んだ活動も視野に入れています。YouTubeチャンネル「Tom | 明治元年の古民家暮らし」では、赤磐での日々の暮らしを発信しています。 水辺が少ない点が唯一の不満ですが、「人の温かさ」と「ちょうど良い田舎」である赤磐での生活に、西村さんご夫婦は大きな満足を感じているようです。