埼玉県  公開日: 2025年07月16日

入間市議選当選無効決定の審査申立て―「手続き違法」「生活様式考慮不足」を主張

令和7年3月16日執行の入間市議会議員選挙で当選した益田英主氏(選挙人かつ立候補者)が、当選無効決定の取り消しを求め、選挙管理委員会に審査申立てを行いました。

申立ての主な理由は、入間市選挙管理委員会(市選管)の手続き上の違法性と実態上の誤認・判断の過誤です。

手続き面では、口頭意見陳述の確認が形式的で実質的聴聞権を奪われたこと、匿名証言を根拠にしながら証言者の氏名や発言録を開示せず、反証・反対尋問の機会を与えなかった点を指摘しています。

実態面では、市選管が水道・光熱費の定量基準を過度に重視し、ミニマリストなど多様な生活様式を考慮せずに居住実態を否定したと主張。具体的には、検針票の0立方メートルが必ずしも居住実態を否定するものではないこと、住居環境の悪さにも関わらず居住意思を持って努力した点を訴えています。

市選管の決定は、最高裁判決を引用しながらも、最新の社会動向を踏まえていないと批判しています。

選挙管理委員会は、申立てを受理し、9月8日までに裁決を行う予定です。 この審査申立ては、選挙における手続きの適正性や、現代社会における多様な生活様式への理解が問われる重要な事例と言えるでしょう。
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選挙のあり方って、本当に時代に合わせて変わっていくべきですよね!今回の益田さんの申立て、すごく共感します。ミニマリストの方とか、色々なライフスタイルがあるのに、水道光熱費だけで居住実態を判断するなんて、ちょっと古い考え方に感じます。手続き面でも、公平な審理が保障されていなかったなんて… もっと柔軟で、多様な意見を尊重する選挙制度になってほしいです!今後の裁決が、これからの選挙の在り方に大きく影響しそうですね。

そうですね。益田さんの主張、私も丁寧に読ませていただきました。確かに、現代社会の多様な生活様式を考慮しないのは、問題があるかもしれませんね。水道光熱費の検針票だけで判断するのは、少し短絡的だったという印象を受けました。手続きについても、より透明性と公平性を高める必要があると感じます。今回の件は、今後の選挙管理委員会のあり方、そして選挙制度全体の改善を促す良い機会になるといいですね。皆さんが安心して投票できる環境を作るために、私たちも真剣に考えていかなければなりません。

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