長崎県では、不育症検査費用の助成制度を実施しています。対象者は、県内在住者（長崎市・佐世保市を除く）で、既往流死産回数が2回以上の方です。助成対象となる検査は、厚生労働省が先進医療として告示した特定の検査で、保険適用されている医療機関で実施された場合に限ります。

助成額は、1回につき検査費用の7割、上限6万円です。助成回数に制限はありません。申請は、検査終了年度内の3月31日までに、必要書類（申請書、検査受検証明書、領収書、住民票、通帳写しなど）を最寄りの保健所へ提出します。

申請に必要な書類は、申請書と検査を受けた医療機関が発行する書類、本人確認書類、振込口座が確認できる書類です。年度末は混雑が予想されるため、早めの申請準備が推奨されています。

助成対象検査は、「流死産検体を用いた遺伝子検査」と「抗ネオセルフβ2グリコプロテインＩ複合体複合体抗体検査」です。対象医療機関は、厚生労働省のホームページで確認できます。県内での実施医療機関は、確認次第ホームページに掲載される予定です。（令和7年3月1日時点では県内に届出医療機関なし）

詳細な申請方法や必要書類、各保健所の連絡先については、長崎県ホームページをご確認ください。不育症でお悩みの方にとって、経済的な負担を軽減する大きな助けとなる制度です。