岐阜県 各務原市  公開日: 2025年09月10日

各務原市三井水源地PFOS・PFOA対策:最新情報と今後の展望

各務原市は、三井水源地で検出されたPFOS・PFOAに対し、複数の対策を実施しています。

まず、応急対策として、既存施設に活性炭を設置し、浄水中のPFOS・PFOA濃度を国の暫定目標値(50ng/L以下)に抑えています。現在、4つの曝気槽を運用し、毎週モニタリング調査を実施しています。令和7年9月9日時点での三井水源地(浄水)のPFOS+PFOA濃度は21ng/Lです。

中期対策として、令和8年度中の運用開始を目指し、イオン交換樹脂を用いた新たな浄水処理施設を整備する計画です。民間企業と協力し、性能試験を実施しながら、経済的に安定したPFAS除去を目指しています。

長期対策では、市内全体の水道水供給体制の安定性確保や効率化に向けた調査・審議を開始。新たな水源開発も視野に入れ、将来にわたり安価・豊富な水を安定的に供給するための検討を進めています。

市内の他の水源地(西市場、小網、笠田、弥平島)でも定期的にPFOS・PFOA濃度を検査しており、結果も公表されています。 詳細なデータや配水区域図は、各務原市水道部のウェブサイトで確認できます。
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各務原市のPFAS対策、多角的なアプローチで着実に進んでいるのが印象的ですね。特に、中期対策としてイオン交換樹脂を用いた新たな浄水施設の整備計画は、費用対効果の観点からも、長期的な視点に立った取り組みとして評価できると思います。民間企業との連携も、技術革新やコスト削減に繋がる効果が期待でき、先進的な取り組みだと感じます。ウェブサイトで詳細なデータを確認できるのも、透明性が高く信頼できる体制だと感じました。

そうですね。各務原市は迅速な対応と将来を見据えた計画で、市民の安心・安全を最優先に考えているのが伝わってきます。特に、複数の対策を段階的に進めている点、そして情報公開に力を入れている点は高く評価できると思います。これからも継続的なモニタリングと、市民への丁寧な情報発信を続けて頂ければ、より一層の安心感に繋がると確信しています。ご指摘の通り、民間企業との連携によるコスト削減効果にも期待しています。

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