埼玉県 新座市  公開日: 2025年09月09日

新座市が取り組む「認知症にやさしいまち」:安心の地域社会を目指して

新座市は、認知症になっても安心して暮らせる地域社会を目指し、多様な取り組みを行っています。

認知症は年齢に関わらず発症する可能性のある脳の病気で、早期発見・早期受診が重要です。老化によるもの忘れとの違いは、認知機能の低下速度と、記憶の想起可能性です。老化では部分的な忘れ方でヒントがあれば思い出せますが、認知症では全体を忘れてしまい、ヒントも効きません。

市では、認知症の早期発見のためのチェックリストや、相談窓口となる高齢者相談センター(地域包括支援センター)を8カ所設置しています。さらに、認知症ケアパスを示した「新座市介護予防ガイドブック」を提供し、適切な医療・介護サービスへのアクセスを支援しています。

若年性認知症への対応や、認知症の方の生活の質を高めるためのガイドブックも用意。認知症月間には普及啓発活動を実施し、認知症サポーター養成講座やオレンジカフェの開催、見守りシステムの構築など、地域全体で認知症への理解を深める活動に力を入れています。

家族介護を支援する家族介護教室や、GPS機能付き位置探索機の貸出も行っています。これらの多角的な取り組みを通して、新座市は認知症にやさしい、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現を目指しています。
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新座市の認知症対策、非常に包括的で素晴らしいですね。特に、若年性認知症への対応や、生活の質向上のためのガイドブックの用意は、年齢に関わらず発症する可能性があるという現実を踏まえている点で、高く評価できます。早期発見のためのチェックリストなども、市民の安心感に繋がる有効な施策だと思います。ただ、これらの情報が、若い世代にも十分に届いているのか、少し気になるところです。認知症は高齢者の病気というイメージが根強く残っていると思うので、啓発活動のターゲット層をもっと広げていく工夫が必要かもしれませんね。

ご指摘の通り、若い世代への認知度向上は課題ですね。新座市も、高齢者だけでなく、もっと若い世代にも認知症に関する正しい知識を届ける努力を続けなくてはいけません。ご提案のように、ターゲット層を拡大し、若い世代にも分かりやすく、親しみやすい啓発活動が必要でしょう。例えば、SNSを活用した情報発信や、若い世代が参加しやすいイベントなどを企画するのも良いかもしれませんね。ご意見、大変参考になりました。ありがとうございます。

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