畜産研究センターでは、未利用の野草地を活用し、黒毛和種の繁殖牛（母牛）3頭を放牧しています。

5月21日から始まったこの放牧は、ソーラーパネルとバッテリーで稼働する電気牧柵によって安全に管理されています。 最初は放牧の解放感からか、活発に動き回る牛たちに研究員も少しハラハラした様子でしたが、すぐに落ち着きを取り戻し、青々とした野草を美味しそうに食べ始めました。

牛たちは、それぞれ好きな場所で草を食み、のびのびと過ごしているとのこと。 10月頃までこの放牧が続けられ、自然の中で健康に育つ和牛の姿が期待されています。 この取り組みは、未利用地の有効活用と、牛の健康増進という二つの効果が期待できる画期的な試みと言えるでしょう。 太陽光発電による環境への配慮も、注目すべき点です。 牛たちの穏やかな表情と、広がる緑の野草地を想像しながら、この取り組みの今後の発展に期待が高まります。