愛知県では、子どもたちの「モノづくり」への関心を高めるため、「モノづくり魂浸透事業」を実施しています。この事業は、技能五輪メダリストや技能者を講師とした「派遣講座」と、技能五輪選手たちの練習を見学できる「練習見学会」から成り立っています。

2025年度は、県内の小学校、中学校、特別支援学校で計79回（派遣講座73回、練習見学会6回）開催され、約3,700人の児童・生徒が参加予定です。

「派遣講座」では、メダリストによる体験型授業や実演を通して、高度な技能を間近で学ぶことができます。例えば、自動車板金の匠による銅板レリーフづくり体験など、魅力的な講座が多数用意されています。

一方「練習見学会」では、トヨタ自動車工業学園など、技能五輪選手が練習に励む現場を見学し、選手たちの熱意や技術に触れることができます。鉄板切断体験なども予定されています。

これらの事業を通して、子どもたちの技能者への憧れを育み、将来の技術者育成に繋げることを目指しています。取材を希望される方は、事前に連絡が必要です。詳細については、愛知県労働局産業人材育成課技能五輪・アビリンピック推進室までお問い合わせください。