熱中症は高温多湿な環境で体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもる状態です。屋外だけでなく室内でも発症し、重症化すると死に至る危険性もあります。しかし、適切な予防策を行うことで、熱中症リスクを大幅に減らせます。

予防策として、まず「暑さ対策」が重要です。室内では扇風機やエアコン、遮光カーテンなどを活用し、外出時は日傘や帽子、通気性の良い服装を心がけましょう。こまめな休憩も欠かせません。また、「こまめな水分・塩分補給」も必須です。のどの渇きを感じなくても、定期的に水分を摂ることが大切です。

近年は、「熱中症特別警戒アラート」も運用開始されました。これは、気温が著しく高く、熱中症による健康被害の危険性が高い場合に発表される警戒情報です。アラート発表時は、エアコンの使用、高齢者への声かけ、外出自粛など、より一層の予防行動が必要です。暑さ指数（WBGT）も確認し、28を超える場合は特に注意しましょう。

地域によっては熱中症リスクが高い場所もあります。例えば、島原地域は県内でも高温で、高齢者や中高生は特に注意が必要です。

熱中症予防に関する情報は、厚生労働省や環境省のウェブサイト、そして長崎県地域保健推進課ホームページなどで確認できます。 さらに、熱中症予防を啓発する「熱中症対策にゃんとかせんば」ダンスチャレンジも開催されていますので、ぜひご参加ください。 この夏を安全に過ごすために、熱中症予防を徹底しましょう。