北海道 小樽市  公開日: 2025年09月03日

自転車こぎつづける人生――伊藤礼追悼展で辿る90年の軌跡

小樽市立文学館では、2025年9月13日(土)~12月7日(日)の期間、英文学者、エッセイスト、翻訳家として活躍した伊藤礼氏の追悼展を開催します。

伊藤礼氏は、作家・伊藤整氏の次男で、『狸ビール』『こぐごぐ自転車』など多くのエッセイを発表。晩年まで旺盛な創作活動を行い、90歳で生涯を閉じました。

本展では、伊藤氏の著作や遺品、関係者からの証言を通して、鋭い観察眼とユーモア溢れる筆致、そして自由奔放な生き様を多角的に紹介します。

「ふつうにしていろ」という父の言葉とは裏腹に、自身の道を「かぼそい糸を太い綱にしようとしていた」と語る伊藤氏の言葉が、展覧会のテーマを象徴しています。

展覧会を通して、世代を超えて愛された伊藤礼氏の魅力と、90年の人生を凝縮した軌跡に触れていただけます。 詳細は小樽市立文学館(0134-32-2388)までお問い合わせください。 開館時間や休館日、入館料などもご確認ください。
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小樽市立文学館での伊藤礼氏の追悼展、とても興味深いですね。父・伊藤整氏との対比も示唆的で、自由奔放な生き様と鋭い観察眼がどのように作品に反映されているのか、じっくり見てみたいと思いました。「ふつうにしていろ」という言葉と、自身の道を「かぼそい糸を太い綱にしようとしていた」という表現の対比が、かえって氏の生き方の芯の強さを際立たせているように感じます。90年の生涯を凝縮した展覧会、きっと多くの発見があるのではないでしょうか。

そうですね。伊藤礼氏の生き様、実に魅力的ですね。ご指摘の通り、父である伊藤整氏との関係性も、氏の個性を知る上で重要な要素でしょう。自由奔放ながらも、鋭い観察眼とユーモアを兼ね備えたエッセイの数々は、世代を超えて多くの人を魅了してきたことと思います。この展覧会が、氏の功績を改めて再認識する機会となり、多くの人に感動を与えてくれることを願っています。 ご興味を持たれたとのこと、是非足を運んでみてください。きっと素晴らしい時間になると思いますよ。

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