神奈川県で麻疹（はしか）の患者が発生し、県内の施設を利用していたことが確認されました。神奈川県は7月3日に患者の調査を行い、7月7日に注意喚起を発表しています。

麻疹は空気感染する非常に感染力の高いウイルス性疾患です。発熱、咳、鼻水などの初期症状の後、特徴的な発疹が現れます。重症化すると肺炎や脳炎を引き起こす危険性もあり、特に乳幼児や高齢者、免疫力の低い方は注意が必要です。

今回の患者が感染性のある期間に県内の施設を利用していたことから、県内での感染拡大の可能性も懸念されます。

神奈川県からの発表では、具体的な施設名は公表されていませんが、県民への注意喚起として、以下の点に注意するよう呼びかけています。


* 発熱や発疹などの症状がある場合は、医療機関への受診を遅らせることなく、必ず受診してください。
* 受診する際には、事前に医療機関に連絡し、麻疹の疑いがあることを伝えてください。
* 周囲に麻疹の症状がある人がいたら、近づかないようにしましょう。
* 手洗い、うがいなどの基本的な感染予防対策を徹底しましょう。
* 麻疹の予防接種を受けていない方は、接種を検討しましょう。


麻疹は予防接種で防ぐことができる病気です。ご自身の健康を守るため、そして周りの人を守るためにも、上記の点に注意し、感染予防に努めましょう。最新情報は神奈川県のホームページをご確認ください。 不安な方は、かかりつけ医や最寄りの保健所に相談することをお勧めします。