東京都 武蔵野市  公開日: 2025年09月01日

令和7年度建築物防災週間:あなたの建物を守るための緊急チェックリスト

令和7年8月30日から9月5日は建築物防災週間です。地震や台風などの災害から建築物を守るため、以下の点検・対策が重要です。

* **塀の安全対策**: ブロック塀等の倒壊防止。過去の地震で多くの被害が出ているため、点検と必要に応じた補強が必要です。

* **エレベーターの安全対策**: 地震時管制運転装置の設置(平成21年9月28日より義務化)と、最新の建築基準法への適合を図る改修。閉じ込め対策として、防災キャビネットの設置も推奨されます。(設置にあたっては、かごの損傷がない、容易に開かない仕様、適切な維持管理、問い合わせ先明示、車いす利用者への配慮が必要です。)

* **エスカレーターの安全利用**: 立ち止まって利用し、手すりを持つなど、安全な利用方法を周知徹底する必要があります。

* **屋根の強風対策**: 令和4年1月1日より新築時の屋根瓦の緊結が義務化。既存建築物も耐風性能の確認と対策が必要です。

* **水災害対策**: 「建築物における電気設備の浸水対策ガイドライン」を活用した対策が必要です。

* **木造屋外階段の安全対策**: 適切な防腐措置、支持方法、維持管理が重要です。

* **防火対策**: 建築基準法に基づく延焼防止、避難経路の確保など、防火対策の徹底が必要です。建築確認申請の手続きも遵守しましょう。

* **アスベスト対策**: 吹付けアスベストの飛散防止対策。分析調査を行い、必要なら対策工事を。

* **定期調査・検査**: 特定建築物の所有者・管理者は、定期的な調査・検査と報告が義務付けられています。

* **耐震診断・耐震改修**: 特に旧耐震基準で建てられた建物は耐震診断と必要に応じた改修を。緊急輸送道路沿道建築物は特に重要です。


これらの対策は、人命と財産を守る上で不可欠です。 防災週間を機に、自身の建物の安全性を今一度確認しましょう。
ユーザー

防災週間の啓発、ありがとうございます。特に、古い建物の耐震診断や、エレベーターの防災対策などは、改めて重要性を感じます。 高齢化社会の進展を考えると、閉じ込め対策を含めたバリアフリー設計の重要性も、今後さらに高まっていくのではないでしょうか。 アスベスト対策なども含め、長期的な視点での建物の維持管理こそが、真の防災につながると考えます。

ご指摘の通りです。高齢化社会を踏まえると、エレベーターの防災対策は特に重要ですね。閉じ込められた際の不安や、車椅子利用者への配慮は、単なる設備の機能性だけでなく、人の命と安全を守る上での配慮が欠かせません。 長期的な視点での維持管理、まさにその通りだと思います。 防災は、日々の意識と継続的な努力によって成り立つものだと改めて感じます。 貴重なご意見、ありがとうございました。

ユーザー