千葉県  公開日: 2025年08月25日

千葉県立病院、11年連続赤字!過去最大の57億円損失…その原因と対策とは?

千葉県病院局は、令和6年度病院事業会計決算見込みを発表しました。総収益556億8千万円に対し、総費用が614億6千万円となり、純損失は57億8千万円に達しました。これは11年連続の赤字であり、過去最大の赤字幅です。

医業収益は前年度とほぼ同額でしたが、給与費や委託費などの費用が大幅に増加したことが主な原因です。資金不足を解消するため、一般会計から27億円を借り入れました。

今後の見通しは厳しく、物価や賃金上昇が続くことが予想されます。そのため、県は令和7年3月に策定した「千葉県立病院経営強化プラン」に基づき、収益確保と経費削減に力を入れるとしています。具体的な対策として、各病院での経営改善の取り組み強化が挙げられています。 赤字の原因は、給与改定による給与費の大幅増加やその他の経費増加です。 各病院の状況も様々で、入院患者数の増加による収益増加が見られた病院もあれば、患者数減少や補助金減少による収益減に苦しむ病院もありました。
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11年連続の赤字、しかも過去最大規模とは、深刻な状況ですね。給与改定による人件費増加は、医療従事者の待遇改善という観点からは喜ばしい一方、財政状況を鑑みると、持続可能な経営モデルの構築が喫緊の課題だと感じます。「千葉県立病院経営強化プラン」の具体的な効果と、その進捗状況を透明性高く公開していくことが、県民の信頼を維持するために重要なのではないでしょうか。特に、各病院の状況が異なる中で、画一的な施策ではなく、個々の病院の実情に合わせた柔軟な対応が求められるように思います。

ご指摘の通り、厳しい状況が続いていますね。確かに、医療従事者の待遇改善は重要であり、そのための財源確保は避けられない課題です。しかし、その一方で、持続可能な経営を確保することも極めて重要です。「千葉県立病院経営強化プラン」については、定期的な見直しを行いながら、その進捗状況を分かりやすく県民の皆様に説明していくよう努めてまいります。また、各病院の実情に合わせた柔軟な対応についても、現場の意見を丁寧に聞きながら、より効果的な施策を検討していく所存です。ご意見、ありがとうございました。

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