【後継者育成】幻の朝比奈玉露を守る！承継塾で学ぶ伝統の技

令和7年度、朝比奈玉露の伝統技術を次世代へ繋ぐ「朝比奈玉露承継塾」が開催されました。

本塾は、生産者の高齢化や後継者不足により年々減少している「朝比奈手摘み本玉露」の存続を目的としています。生産名人が講師となり、全5回のカリキュラムで、玉露の魅力、被覆作業、手摘み・荒茶製造、剪枝、摘心といった生産技術が伝授されました。

受講生は、日光を遮断して旨みを凝縮させる「被覆」の重要性や、玉露特有の「こき摘み」という摘み方、そして茶樹の品質を高める「剪枝」「摘心」といった作業を体験。実際の作業を通して、生産者の手間とこだわりを肌で感じました。

また、旨みが凝縮された朝比奈玉露の美味しい淹れ方も紹介。急須で淹れる方法や水出しなど、自分好みの味わいを見つける楽しみも伝えています。