【豊田市】山火事の脅威に備え、注意報・警報が新設！火の取扱いに「努力義務」と「義務」

豊田市では、令和8年1月1日より火災予防条例を改正し、「林野火災注意報」と「林野火災警報」の運用を開始します。

林野火災の主な原因は火の取り扱いです。市域の約7割が森林である豊田市では、林野火災予防の実効性を高めるため、この制度を導入します。

「林野火災注意報」は、火災の危険が高まる気象状況で発令され、火の使用について「努力義務」が課せられます。発令基準は、降水量が極端に少ない場合や乾燥注意報が発表された場合などです。

「林野火災警報」は、注意報発令中に強風注意報が発表されるなど、さらに危険な気象状況になった場合に発令され、火の使用について「義務」が課せられます。義務違反には罰則が科される可能性があります。

発令期間は1月から5月までで、市内の森林地域が対象です。注意報・警報発令中は、山林での火入れ、花火、屋外での火遊びやたき火、引火性物品付近での喫煙などが制限されます。

発令時には、消防車両による巡回広報や防災ラジオ、市ホームページでお知らせします。