もったいないをなくそう！今日からできる食品ロス削減

食品ロスとは、食べ残しや賞味期限切れなどで、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。これは、資源の無駄遣いだけでなく、焼却によるCO2排出増加や環境負荷増大、さらにはごみ処理費用の増加にもつながる国際的な課題です。

日本では年間約522万トンもの食品ロスが発生しており、そのうち約半分は家庭から出ています。好き嫌いや作りすぎによる食べ残し、期限切れによる廃棄などが主な原因です。

食品ロスを減らすために、私たち一人ひとりができることはたくさんあります。
まず、買い物の前に冷蔵庫を確認し、必要な量だけ購入すること。また、すぐに使うものは手前から取る「てまえどり」を心がけましょう。
次に、食べきれる量だけ作り、食品の正しい保存方法を実践すること。傷みやすいものは冷凍・乾燥保存したり、余った料理はアレンジレシピに活用するのも良い方法です。
宴会などでは「3010運動」に取り組み、料理を無駄なく楽しむことも大切です。「乾杯後30分は席を離れず、終了10分前にもう一度料理を楽しむ」ことを意識しましょう。

さらに、福岡県では食品ロス削減に取り組む飲食店を「食べもの余らせん隊」として募集しています。また、フードシェアリングサービス「TABETE」では、割引価格で食品ロスになりそうな食料品を購入できます。

地域では、家庭で余った食品を必要としている人に届ける「フードドライブ」も実施されています。未開封で賞味期限が1ヶ月以上ある常温保存可能な食品などが対象です。

これらの取り組みを通して、食品ロスを減らし、より良い未来につなげていきましょう。