学校給食の食器、どう変わる？ 多摩市長からのメッセージ

多摩市では、学校給食に強化磁器食器を使用していますが、給食センター建て替えに伴い、食器を軽い樹脂製に転換できないか検討が進んでいます。

市長は、子供たちが使う食器について、家庭でのこだわりや割れないための樹脂製食器など、様々な考え方があることに触れつつ、給食現場では一度に大量の食器を洗浄する必要があるため、これまで強化磁器食器を使用してきたと説明しました。

一方で、教職員の負担軽減のため、食器の軽量化は望ましいとしています。

しかし、学校給食は食育の観点も重要であり、過去には保護者からの意見で強化磁器食器が選ばれた経緯があることも明かされました。

多摩市は、破損した強化磁器食器のリサイクルにも取り組んでおり、市民から集まった廃食器を原料として再利用する事業に協力しています。

今後、給食センターの建て替えにあたっては、国の方針や食育の視点、そして日本の陶磁器産業への応援といった様々な観点を考慮し、検討を重ねていくとのことです。