【辰野町】空き家バンク担当係長、詐欺・公務員法違反で懲戒免職！町長も監督責任で減給処分

辰野町は、空き家バンク制度を悪用した詐欺行為および地方公務員法違反の疑いで、産業振興課の有機農業推進担当係長（当時まちづくり政策課）の伊藤善彦氏（44歳）を懲戒免職処分とすることを発表しました。

同係長は、空き家バンクに登録申請された物件を故意に掲載せず、所有者から安価で購入後、知人の会社に転貸し、将来的に高額で売却する契約を結んでいました。これは物件所有者への詐欺、町への偽計業務妨害、そして職務違反にあたると判断されました。

また、町長は監督責任を怠ったとして10分の1減給1ヶ月、担当課長も直接の監督監視責任を怠ったとして同様の処分が下されました。副町長は退職していますが、減給相当額を町に寄付する意向を示しています。

町長は、この不正行為が空き家バンク制度への信頼を傷つけ、物件所有者に詐欺的被害を与えたことを深く謝罪し、警察への被害申告、刑事告発・告訴手続きを進める方針です。職員研修の強化や不定期調査も実施し、再発防止に努めると述べています。