【国登録有形文化財】弘前・最勝院に眠る、江戸末期の匠の技！神秘的な六角堂の秘密

弘前市にある最勝院の境内東側に、静かに佇む六角堂。
この「最勝院如意輪観世音菩薩堂」は、国に登録された有形文化財です。

元治元年（1864年）に建立され、近年（平成18年）に改修されました。
屋根は銅板葺きで、頂部には露盤宝珠が輝いています。
六角形の建物の周りには、土台の上に六角柱が立ち、長押（なげし）がめぐらされています。

特筆すべきは、建立当時の棟札が残っていること。
大工棟梁の成田屋常吉をはじめ、脇棟梁や各職人の名前が記されており、江戸時代末期の建築技術と職人たちの息遣いを今に伝えています。

この歴史的価値の高い六角堂は、令和7年11月17日に登録されました。
（※施設見学やイベントについては、最勝院へ直接お問い合わせください。）