動物たちの「食べる」を科学する！千葉市動物公園の革新的「屠体給餌プロジェクト」とは？

千葉市動物公園では、動物の福祉向上と廃棄される野生動物の有効活用を目指し、「屠体給餌プロジェクト」を推進しています。

これは、毛皮や骨付きの肉をそのまま与えることで、肉食動物本来の採食行動を引き出す給餌方法です。全国で駆除されるシカやイノシシなどの廃棄肉を有効活用し、動物たちの生活の質向上に貢献しています。

2021年に立ち上げられたこのプロジェクトは、現在、多様な学術機関と連携し、栄養面や長期的な影響についても研究を進めています。

「第5回 屠体給餌プロジェクト報告会」では、プロジェクトの進捗、鳥獣被害対策、全国の動物園での普及に向けた課題、そして栄養学的な影響について報告されます。会場参加者には、関連パンフレットの配布も予定されています。