【未来の農業】荒廃農地・担い手不足に挑む！群馬県農政審議会、次期計画で熱い議論

令和7年11月5日、群馬県庁で開かれた第2回農政審議会では、「次期群馬県農業農村振興計画」について活発な意見交換が行われました。

委員からは、平地での農地荒廃、贈与による農地手放し、新規就農者の小規模化など、農業生産への懸念が示されました。これに対し、機械化・スマート農業の推進、国・県・市による支援、身体的負担軽減と収入増につながる経営支援の必要性が強調されました。

また、家族経営農家の担い手不足・高齢化対策として、親元就農を含む円滑な事業・資産移行や規模維持策の計画への盛り込みが求められました。鳥獣害対策、ワナ免許取得補助の推進、農業体験ができる学校の設置と都市部との提携による人材育成、サブスクリプション型農地利用による遊休農地解消、農業版企業誘致、地域特産チーズ開発、飼料米対策などが提案されました。

さらに、将来的な農業経営体数と就業者数のバランス、基幹的農業従事者数の減少傾向を改善する施策、総合指標のターゲット明確化についても議論されました。