段ボールアートの祭典！「第5回えどがわBOXART展」で多様性と共生を考える

現在、江戸川区総合文化センターで「第5回えどがわBOXART展」が開催されています。
この展覧会は、東京藝術大学学長である日比野克彦氏が企画・監修し、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」や多様性の尊重を考えるきっかけとなることを目指しています。

ボックスアートとは、箱の空間を使った表現手法で、特別な材料は不要なため、年齢や経験を問わず誰でも参加できます。
今回は小学生から90代までの約140名が参加し、過去最多の172点の作品が出展されました。
会期終了後には来場者が気に入った作品を持ち帰れるのが特徴で、今回からは作品がもたらした変化についてアンケートも実施されます。

日比野学長は、鑑賞者に対し「自分ってなんだろう」「他者ってなんだろう」「共に生きるってなんだろう」という3つの問いを投げかけています。
会場には様々な素材や大きさのボックスアートが並び、江戸川区長賞にはクラゲを表現した「静かな時の中で」が選ばれました。
作品リストには制作者の思いも掲載されており、来場者は作品に込められたメッセージを深く理解できます。

会期は12月22日（月曜日）までで、入場は無料です。12月7日（日曜日）には授賞式と日比野氏によるワークショップも開催されます。