伝統と革新の匠たち！「現代の名工」が地域を支える驚きの技

厚生労働省は、日本の最高水準の技能を持つ「現代の名工」を毎年表彰しています。これは、技能尊重の気運を高め、技能労働者の地位向上を目指すものです。

表彰される約150名には、厚生労働大臣から表彰状、盾、徽章、そして褒賞金が授与されます。

厚生労働省の「技のとびら」では、「現代の名工Navi」を公開しており、過去の受賞者の概要を検索できます。

令和7年度の受賞者には、秋田八丈の唯一の伝承者である鈴木登志子さんが選ばれました。230年以上の歴史を持つ草木染の絹織物「秋田八丈」の伝統技術を守りつつ、新しいデザインにも挑戦。一度は途絶えた技術を復活させ、天皇皇后両陛下にも評価されるなど、秋田八丈の普及に大きく貢献しています。現在は後継者の育成にも力を入れています。

他にも、花火師、木製家具・建具製造工、清酒製造工、機械製図工、曲物製造工、婦人・子供注文服仕立工など、様々な分野の卓越した技能者が表彰されています。